腕利きコンサルタント2人?の会話 その⑤

我が事務所 ワン・プラス人財研究会の腕利きコンサルタント?  ベル君とニコ君のある日・ある場所・ある食事中の会話が聞こえてきました。これから「アセスメント」についての会話が始まるみたいです。

 

 社員みんなの力で企業を伸ばしていく考え方は昔からあったし、今もあるんじゃないかな。でもそこに個の力の必要性を強く訴え、企業文化や価値観に取り入れだしたのが今現在だよね。企業内で社員の独立を後押しし、旧来の組織体制から脱却し、埋もれた人材の発掘や眠った才能の開花を進めたやり方なんかは良い例だよ。

 そうだね、ぼくも会社の動きを見ると、今までになかったチャンスが生まれ出した気がするよ。それだけ、気が抜けない商売の環境になったんだろうね。昨日まで産業面では日本の下だと思っていた国がすぐそこまで追いついてきてるしね。

 管理者は、会社を強くするためにまずは自部門を強くする、そのために部下及び自分を活性化するようマネジメントすることが求められている。昨日より今日、今日より明日、どれだけプラス・ワンができるかだよ。これからは働いた時間じゃなくて自分や自部門が生み出したアウトプットの質が真に問われるよ。

 ぼくらアセッサーは、研修参加者がそんな人材に近付くチャンスを研修の場で演出するんだね。

 日本は大学進学率が高く教養がある社員が揃っている、プラスの事実がある。でも国があれだけ借金をしても、これだけ低成長が続いても、現状に目をつぶって何もないように過ごしている現実もある。追い込まれないと活動に移らないのかもしれない。でも、変えようという機運は確実に盛り上がっている。変化も見え始めている。ぼくらアセッサーもこれから必要となる人材像を市場に訴えかける使命があるよ。

 「自分らしさ」や「キャリア目標」「人生の目標」を数年に1回は考えて、物事に主体的・自律的に係わるようにすることが大事だよね。何事も惰性じゃ駄目だ。問題意識を持って変えていこうという気概を持たなきゃいけないし、そういう生き方の方が満足できて、楽しいんじゃないかな。