腕利きコンサルタント2人?の会話 その④

我が事務所 ワン・プラス人財研究会の腕利きコンサルタント?  ベル君とニコ君のある日・ある場所・ある食事中の会話が聞こえてきました。これから「アセスメント」についての会話が始まるみたいです。

 

 最近の【コア人財】である管理者はコミュニケーション力が大事だったね。ところで、【コア人財】はどの会社も同じ能力が求められるのかな?

 そうだね、僕は、業種や職種やもしかしたら会社規模によっても違いがあると思うな。例えば、対人接客がメインの百貨店とものを作るメーカーとでは働く環境が違って、求められる能力が違ってるんじゃないかな。

 人材像を描く時に使う能力、ぼくらはディメンションと呼ぶんだけど、全部で20~30個あり、そんな中から15個から20個ぐらい、その会社用に選ぶんだ。能力は、問題解決に係わる能力、対人関係に係わる能力、個人特性に係わる能力などがあるよ。

 会社用に選ぶってことは、違いがある訳だね?

 どんな会社や職場でもPlan-DO-check&actionで仕事を回すから、必要能力の基本はどの会社も大体一緒。でもベル君が言うように百貨店とメーカーなど職種が違えば能力の重みが違ってくるんだ。あるスーパーでアセスメント研修を行った時、ヒューマン・スキルはレベルが高かったけど、問題解決力は課題が残った。会社も個人も問題解決力をどうするかだね。ここが低いってことはマンネリ化が心配だし、現に売り上げの伸び悩みがあったから、改善課題のトップになったんだ。

 他にも例があったら聞きたいな!

  別の会社では「発想力」に的を絞って、計画を立てる時には必ずアイデアを出すことをルール化したんだ。いま進行途上だけど、現場の課長や主任と話すと、みんなアイデアの話をするんだ。自慢話も聞けて先が楽しみになったよ。また、プレゼンテーション力を重視する会社があって、カリキュラムを変更したし、その必要性を研修中に専務から伝えてもらったんだ。本気度が伝わったんじゃないかな。